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名作「宇宙よりも遠い場所」見た【よりもいアニメ感想】

父親がいつの間にかアニメ好きになっててすごいおすすめされたから見た。

そしたらすごい面白かった。

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宇宙(そら)よりも遠い場所とは

「女子高生が南極を目指す」というストーリーのアニメ。

 

テーマがもう逸脱してる。今まで見たことのないようなストーリー。

最初このテーマを聞いたときは、「いやいや、またまた」なんて思ってたけど、話が進むうちに、「え、まじで南極?」となる。

 

比べるなら「けいおん!」

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引用:TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」公式サイト

 

絵を見ていただくとなんとなくわかるかと思うのだが、どことなく「けいおん!」のような、萌えアニメ感がある。

例えば一番左の子から、紬・澪・唯・律。

そんなポジションのような、気がしなくもない。

 

パクリ以上に戦略的なキャラ作り

そういうイメージで見てると、似てる面もあるけれど、別にパクリというよりは商業的な戦略のような気もする。

パクリというふうに感じないのは、おそらくきちんと4人に個性が現れていてキャラが立っているからだと思う。

 

とはいえ根本的なキャラの性格はそっくりだ。

こういうキャラ・こういうポジションがいればこう売れる、のような戦略を感じているし、そもそもけいおんのキャラに似てる、みたいな先入観からキャラに対する馴染みやすさも出てくる。

 

作り込まれたストーリーが、泣ける

ただ、話はちょっと違う。

「けいおん!」は、ほのぼの日常アニメであることがもうめちゃくちゃに良いところなのだけど、この「宇宙よりも遠い場所」は、ほのぼの感覚で見てみると裏切られる。

 

なんだかめちゃめちゃ泣けたのだ・・・。

いやけいおん!でも泣いてたけどww

 

なぜ泣けるのか。

女子あるある」だからだ…と私は思う…。

 

 

5話、一番身近な存在が一番傷つけていた

主人公のキマリと、幼馴染のめぐっちゃん。

このめぐっちゃんはまあ、またしてもけいおんに例えるならば「和(のどか)」。

めがねまでまあ、のどかちゃんポジなのだ・・・。

 

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ネタバレ含。

 

これといった目標もなく、サボったり、「南極に絶対行く」と目を輝かせるようになったキマリ。

南極に行く発端となったしらせちゃんと、ひなたちゃんという友達もできた。

めぐっちゃんから離れていくのかな、キマリは。そう思った。

 

旅立つ前日まで、どんどん嫌な雰囲気があっためぐっちゃん。

最初は、こういうアニメだし、キマリがいなくなるからめぐっちゃんすっごい寂しいんだなって思ってた。

 

そしたら、斜め上を行った。

 

友達に対する「羨ましい」という気持ち

めちゃめちゃ嫉妬してたのだめぐっちゃんは。

 

めぐっちゃんがキマリと出会った最初のころ、頼られることが嬉しかった。

キマリはいつも自分の後ろをついてきて。

でもいつからか、キマリをどこか見下すことで、「キマリ自分がいないとダメだ」と思うようになっていた。

 

自尊心を維持するためなのか、優越感から来たものなのか、わからないが、めぐっちゃんは「自分がキマリに依存していた」ことに気づく。

キマリは自分がいないとダメ、なんて思っていたのに、そんなキマリが自立して、自分以外の誰かと楽しく、人に笑われるくらい大きな目標に向かっていく。

キマリがいなくなったら自分がいないとダメだという事実がなくなる、キマリがいなくなったらダメなのは自分の方だったことが分かる。

 

南極なんて本当に呆れる、危険だし実現しない、なんて自分やキマリに言い聞かせていたけれど、実は羨ましくて、それは嫉妬という言葉がふさわしいんじゃないかと思う。

自分と同じ、それより下の土俵にいたと思っていた人物が、自分にないものを持っている。

それがわかってしまうと、途端に心が押しつぶされる。

 

「自分が影で悪い噂を流していた」

キマリが旅立つ朝。

めぐっちゃんはキマリにそう伝えた。

しらせちゃんが100万持ってた、とか、夜の新宿に3人で行った、とか、キマリがめぐっちゃんにしか言ってないような噂が、悪く広がっていたとの話。

その発端はめぐっちゃんだった、そうだった、めぐっちゃんしか知らないもんね。

でも私はびっくりした、まさか、だって、本当に寂しかっただけだと思ってたんだもん。

 

まさかこんなに醜い感情を描いているなんて。

いつも仲良くしてる女子にもヒエラルキー的なものがあったり、どこかの場面で自分はみんなより劣っている、この子は私より劣っている、なんて考えたり安心したり計算したり見比べたり。

 

そういう女子あるあるの象徴だなって思った。

ただ、あまりにも醜い感情だから、それが題材にされた物語が、南極を目指す女子高生というだけで「キラキラ」した物語に、組み込まれてくるなんて思いもしなかった。

いい意味で裏切られた話でした。

 

5話、どうやら不評らしいですが、私は一番泣けましたし、一番なんだかわかる、と思ってしまいました。

 

 

11話、手のひら返しの女子たちに一喝

また泣いた。

 

なんとなく、パスポートの一件からしらせちゃんとひなたちゃんは良いコンビな気がしていた。

女子同士の付き合いを「うまくやるひなた」と「うまくやらないしらせ」。

 

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ネタバレ含。

 

いつも笑ってるひなたの傷

ひなたがうまくやるようになったのは、陸上部の女子に裏切られたことが原因だった。

ひなたは優秀で、先輩たちが最後の試合だから、自分が実力を出してもいいのか?と悩んだところに、部活の友達はいいよいいよ、だってチームのためじゃんとばかりに背中を押した。

ひなたは結局チームのために貢献するために自分の実力を出し切った。そしてひなたはメンバーに選ばれたのだが、先輩たちはひなたを目の敵にした。

部活の女子たちは自分たちの保身のために、先輩から目をつけられたひなたを裏切って、ひとりぼっちにした。

そのまま噂が広がって、居所がなくなったひなたちゃんは結局、学校を辞めるまでに至った。

 

それなのにひなたが南極に行くと知って、「自慢の友達だ」なんて手のひらを返して友達面をしてきた。

ひなたを一人にして、味方しないどころか悪者にして、ひなたのそばにいなかったのに!

 

代わりに怒ってくれる友達

それは、本当にムカつく話だった。 

学校辞めるって相当な決断。本当に胸糞が悪い話。

ひなたは人に期待しなくなって、上辺でうまくやるようになった。

ひなたは人に本音を見せない。

 

怒っている、そう感じたしらせがひなたについていくと、ひなたはものすごい勢いで外で怒りちらして暴れていた。

みんながひなたの過去を知って、みんな怒っていた。

ひなたは何かをとやかくいうつもりはなく、大丈夫大丈夫、と言わんばかり。

本当は大丈夫じゃないし、本当は腸煮えくり返ってる。

 

そしてしらせが、みんなが変わりに、その友達面してきた元部員に一喝する。

女子同士のつるむのとか、そういう付き合いをうまくやらないで来たしらせらしかった。

この言葉が、全てが、ものすごく感動した……

そのときのひなたの表情、みんなの気持ちが本当に素敵で。

 

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なんか、こういう人間関係の感じとか、意外と本音を出せないのとか、なにかあっても聞きにくいのとか、タイミングをはかったり、変に諦めがよくなったり…

ものすごく女子あるあるだと思うんですよね…

いや女子じゃなくてもあるか^^;

でも、こういう女の子の繊細な描写がめちゃくちゃ丁寧で心を鷲掴みにされるのです。


 

しかも、歌がめちゃめちゃ良い

この、物語を更に盛り上げてくれる歌が本当に良いです…

 

OPのはじまり、オケもいいし、映像も最高です。

4人で歌ってるエンディングも最高だし、劇中歌もぴったり。

 

 

OPを歌うsaya、何者…?歌い手らしいのですが、初めて聞きました。

最初はイマイチかなと思ってたら、スルメだし、挿入歌の時の優しい歌声がかなり良かったです。

 

 

ぜひ見て欲しい、Amazonプライム・ビデオで見れます

今回は、こんなアニメもあるんだなと思い

5話と11話、少し胸糞悪かったり、醜い感情が出た話をピックアップしましたが、

全ての話すごくいいです。

 

笑える要素もあるので萌えアニメとしても楽しめますが、ストーリーの軸がちゃんとしてる分、どんな人でも夢中になれる話だと思います!

 

あ、でも男子がわちゃわちゃしてるの好きな方には合わないかもしれない…でも性転換して楽しんで…!!涙

 

宇宙よりも遠い場所、1話はこちらから

 

 

 

プライム会員まじつええ、、、、